多重債務からクレジットカード現金化に手を出すケースも多い

クレジットカード現金化で多重債務が解決!?

 

お金に困っている状況だからこそクレジットカード現金化に手を出すのはやむを得ないことではありますが、中には多重債務を背負っているからという理由で手を出す人も少なくはないでしょう。

 

なぜ多重債務者が手を出すのか、それはクレジットカード現金化には審査がないからです。

 

多重債務に陥る原因としては、借金を借金で返す自転車操業に陥っている状況が1つの原因として考えられますが、複数のところから借金をしている状態では、いずれ新たに借金をしようと思っても審査が通らなくなる限界が見えるでしょう。

 

その際、最後の手段として審査のないこの金策に手を出す人がいるということです。

 

実際に、クレジットカードのショッピング枠が残っているのであれば、審査らしい審査をせずともお金を用意することができます。

 

返済は続くよどこまでも(解決しません)

 

クレジットカード現金化で返済のためのお金が用意できました!これで解決!

 

・・・となればこの世の中の多重債務者はすべて救われるはずですが、どうにもそういうわけにはいきません。

 

クレジットカード現金化は借金することではないですが、使えば当然ショッピング枠を使ったことになるために支払いが発生します。

 

支払いがある=債務が発生する、ということになるために、結局は新たな債務が1つ増えただけで、多重債務がより悪化しただけということになるでしょう。

 

悪化するならまだまし、より深刻化してしまうという問題があります。

 

 

クレジットカード現金化では手元に入る金額は発生する債務の金額の70~80%なので、債務がより深刻化してしまうということになります。

 

例えば、10万円の借金返済のためのお金をクレジットカード現金化で用意する場合、換金率が80%として、

 

10万円÷0.8(80%)=12万5千円(利用するショッピング枠=債務)

 

はい、お分かりになりましたでしょうか?10万円の借金を返すために債務が一瞬で2万5千円も増えてしまいました。

 

「お金を返したはずなのにどうして債務が増えるの?」と考えた人、そんな考えをしているから多重債務者になってしまうのです。

 

借金を新たな債務を発生させて返済するからそうなることを理解しなければ、返済はどこまででも続きます。

 

返済も時間がかかればその分金利がかかりますよね?問題を先延ばしにすればそれだけ返済額もどんどん増えることになります。

 

使うのは勝手ですが、クレジットカード現金化を利用して債務を返済することは止めたほうがいいでしょう。

クレジットカード現金化の手数料とは?

クレジットカード現金化では手数料が発生する

 

業者のサイトをチェックしてみると、おおよその業者で換金率が記載されており、換金率が80%となっていれば、利用するショッピング枠の8割が現金化できるということになります。

 

ここで残りの差額が全部業者の利益になると思っている方もいるかもしれませんが、実はここに手数料が関係してくるので、差額が利益になるわけではありません。

 

というのも、残りの差額には手続きにおける手数料が含まれており、クレジットカード現金化にあたっては、決済するための手数料、利用者の口座に入金するための手数料、商品の配送にかかる手数料など、様々な手数料が発生します。

 

業者がこれらの手数料を全部負担した場合では、利益どころかマイナスの数字が発生するために経営が成り立たなくなるでしょう。

 

だからこそ、手数料を利用者に払ってもらうという形をとっており、換金率に関しても高くとも80%ほどになりますが、業者の利益と手数料と考えればこのあたりの換金率でギリギリ利益が出るか出ないかということになります。

 

後から手数料の話をする悪質な業者も・・・

 

業者の中には、高い換金率を謳って後から手数料を請求するというところもありますが、これはハッキリ言って悪質な行為です。

 

例えば、「90%の換金率!」と大々的に謳っておきながら、実際に利用してみると「ここからさらに手数料で○%引かせていただきます」と言われ、気づけば実質的な換金率が60%になっていたなんてこともあり、実際にこの方法で換金率を下げている業者は少なくありません。

 

業者で利用する場合には必ず手数料がかかりますので、90%の換金率はありえません。

 

かといって、はじめから手数料を含めた換金率で説明してくれるような業者も少ない現状ではありますので、少なくともはじめの段階で換金率を提示してくるのであればそこに手数料がかかっているのかを確認するといいでしょう。

 

 

 

クレジットカード現金化は他人名義のカードも使える?

他人名義のカードを使うのは犯罪です

 

クレジットカード現金化によくあるQ&Aとして、「自分名義のカードじゃないんですけど内緒で使えますか~?」なんて質問が少なからずありますが、それ、犯罪ですよ?

 

特に家族のカードを利用しようとする場合が多く、奥さんが旦那さんのカードで・・・なんてケースがよくあるようです。

 

やはりクレジットカード現金化自体グレーゾーンなイメージがあるために、業者は利用さえしてもらえばなんでもOKというイメージがあるのでしょうか?

 

いやいや、まともに営業している業者は違法行為をしているワケではないので、そのような利用者を断っています。

 

ましてや、業者にとってこのような犯罪行為に手を貸すことはリスクでしかありません。

 

業者が本人確認を厳しく行うのはクレジットカードの不正利用を防ぐためであり、もし意図せずとも不正利用に加担することがあれば当然営業を続けることは困難な状況になるでしょう。

 

クレジットカード現金化は発行元の規約に違反する行為なので、そのサービスを提供する業者の倫理観は低いと考えられますが、さすがにリスクを負ってまで利用してもらうことを考えるバカな業者はいないはずです。

 

じゃあ他人名義のカードで現金化したい場合は業者を使わなければいいの?

 

はい、その通りです。業者では他人名義のカードで現金化することができません。

 

なので、自分でクレジットカード現金化を行う方法でなら可能ですが、これは犯罪行為になります。

 

何度もいいますが、他人名義のカード利用は犯罪です、捕まります、もう一度いいます、犯罪です!

 

もはやこれはクレジットカード現金化云々の話ではありませんが、普通の買い物でも他人名義のものを使えば犯罪です。

 

最近でもコンビニ店員が客のクレジットカード情報を盗み見してネットショッピングに利用し逮捕されたというニュースがありました。

 

家族間で勝手に使うということになれば家族間の問題として済まし、捕まることもないかもしれませんが、もし夫婦間でこの問題が起これば最悪離婚問題にも発展する話になるでしょう。

 

奥さん、旦那さんのカードで勝手に現金化すると・・・とんでもないことになりますよ・・・

 

もちろん、旦那さんが奥さんのカードを勝手に使うことも然りです。